このごろ、とみに端島の夢を見る。
夢の中の端島は、決まって実際の端島とは違った姿を僕に見せてくれるのだが、共通しているのは、端島は必ず、荒れ狂う海の上にあるのだ。
穏やかな海に浮かぶ端島を、夢の中で見たことは無い。
僕が始めて端島の夢を見たのはいつだっただろう。
端島に熱烈にあこがれていた10代のころは、あまり端島の夢を見ることは無かった。
今でも覚えている夢は2つだけだ。
1つは、女性のナレーションとともに端島の高層
アパート群が現れた。まるで
テレビの映像を見るような夢だった。
台風が直撃しているのだろうか?高層アパート、海側の31号棟や51号棟が波を受けている。
淡々としたナレーションは何を言っていたのか、覚えていない。
もう1つは、海沿いの舗装もされていない荒れた道をジープに乗って走っている。
この道をずっと走れば、端島が見えてくることを、夢の中の僕は知っていた。
けれども、いくら走っても島は見えてこない・・・・・・。
今になって僕は端島の夢を立て続けに見るようになった。
不思議なことに、夢の中の端島は、10代のころに見た夢の端島と同じ姿をしている。
やはり、僕は海沿いの舗装もされていない道をジープやマイクロバスに乗って走っている。やがて白波が走る海の向こうに、異様な島影が見えるのだ。
また、軍艦島に関する
イベントに参加する夢も見た。
僕の知っている人が、聴衆に軍艦島のことを伝えようと涙ながらに熱弁をふるっている。
先日無くなった小島さんだろうか・・・・・・と思ってみると、そうではなく、今も元気に活動なさっている方だった。
あるいは、僕は高速の
エレベーターに乗って、数百メートルも地下の坑道に下りてゆく。
こういう夢を、もう何日も立て続けに見る。